お金のはじまり。
どうも、高校時代に1番世界史が好きだった旅するくまモンです。
突然ですが、
お金のはじまり知っていますか?
当然ですが、昔から今のような「お金」は存在していませんでした。
「お金」というものが存在する前は、物々交換でした。
でも、物々交換ってめっちゃ効率悪いんですよね。。。
やったことある人はわかるかもしれませんが(笑)
例えば、
バナナが欲しいけどパイナップルを持っている場合。
バナナを持っていて、パイナップルを欲しがっている人を見つけないといけませんよね。
こんな人を探すのは、超大変です( ̄∀ ̄)
そこで、
出会う確率を上げようと始まったのが「市場」です。
市場に行けば結構何でも揃いますよね。
このように何か交換したい人を集めれば、
何か交換したい人の集まりなので、
交換成立する確率は上がると考えた訳です。
この市場の始まりによって、
条件の合う人を見つけやすくなりましたが、
まだまだ探すのは大変です。。。
そこで思いついたのが、
あらかじめ”みんなが欲しがるもの”と、
自分の持ち物を交換しておくことです!
自分が”みんなが欲しがるもの”を持っていれば、
いつでも自分の欲しいものと交換することができます。
このような経緯で交換する元となる、
”みんなが欲しがる共通のもの”が生まれました。
みんなが欲しがるものと言えば、
日本の場合は「稲」でした。
当時は稲を”ネ”と発音して、
「これはどれだけのネと交換できる?」
「これはどれだけのネになるの?」
という会話をしていて、
物の価値のことを”ネ”と呼ぶようになり、
これが値段の「値」の語源になりました。
また、「布」もみんなが欲しがるものの1つでした。
布は、着るもの、履物、飾りなど色んなことに使えるし、
布もみんなが欲しがるものでした。
このように、”みんなが欲しがるもの”にあらかじめ交換しておくことで、より効率的に交換することができるようになりました。
ちなみに、中国の場合は「貝」でした。
これはおもしろいことに、名残でお金に関する漢字には貝という字がたくさん使われています。
貴重の「貴」、
貧困の「貧」、
貨幣の「貨」、
「購買」、
「賄賂」、
「売」の旧字は「賣」。
全ての漢字に「貝」が付いています。
このように現在の「お金」の代わりとしては、稲、布、貝など地域によって様々なものが使われていました。
しかし、使っていくうちに問題が。。。
想像してみて下さい。
お金が稲や布や貝だったら。。。
なんだかんだ使いづらいですよね?!(笑)
そこで、
もっと使いやすいのがないかと思っていた時に、
登場したのが、金・銀・銅でした。
金・銀・銅は昔の技術でも容易に溶かすことができるので、
持ち運びしやすい金貨や銀貨を作ることができました。
こうして世界的に金貨・銀貨・銅貨が「お金」として使われるようになりました。
しかーし!!!
たくさんの金貨を運ぶには重すぎるし、
強盗に合うかもしれないし危険だ!
ということで、金貨をお金持ちのところに預け、
引き換えに「預かり証」をもらっていました。
なぜ、お金持ちに預けたかというと、
”お金持ちはたくさんお金を持っているから預かり証を持って行けばいつでも必ず金貨に換えてくれる”
という「信用」があるからです。
このような共通認識を持った時から、金貨に換える必要がなくなり、預かり証のまま他の物と交換できるようになりました。
この「信用」を背景として、預かり証自体が「お金」として使われるようになったのが「紙幣」の始まりです。
物々交換から始まり、
試行錯誤を経て、
現在の「お金」の形になっていき、
現代ではさらにキャッシュレス化も進み、
お金の形はなくなりつつあります。
『お金って何なのでしょうか?』
お金の歴史を紐解くことでみえてくることもあるかもしれませんね。